不登校からの将来
娘が小学校の時に突然学校へ行かなくなり、親としては先生に相談したり、カウンセリングを受けてみたり、一緒に登校してみたりと色々やってきたけれど、振り返ってみて思うのは、結局本人の気持ちが動かないと事は進まなかったなあと。
何で不登校になったのかとか、原因はどこにあったのかとか、めちゃくちゃ悩んだけど、情緒不安定になっただけで、そこを考えることによって好転することはなかった。
私も分からなければ、娘も今振り返っても、何故不登校になったのかわからないという。
きっと周りに自分を合わせようとしたりすることに疲れたのではないだろうかと思う。
その娘も今は高校生。
高校生になったら、義務教育ではないことから、さすがに毎日なるべく休まないようにと通っている。
娘は、高校入学前に将来やりたいことを決めた。
私が娘の年齢の頃は、将来やりたいことが見つかってなかったかなと思うけど、娘はもうすでに決めている。
殆ど家に居て、悩んではいたようだけど、興味があることを色々試してみたりすることで、自分は何が好きで、何を仕事にしたいのかをじっくり考える事ができたのかもしれない。
と不登校で家に居た期間を少し肯定的にに考えられるようになったことは、時が経って長い長いトンネルの出口を見つけられたからかな。
不登校真っ只中に居る時は、そんなこと思いもしなかった。
気持ちの晴れない日々が続いていたけど、学校だけが全てじゃないし、やる気になるその時まで、エネルギーを溜める時間も必要なのだろう。
とにかく、今は良く話して良く笑う娘に戻れたこと、本当に良かったと思う。